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水がもつ不思議な特性「水の4大特性」について

2021/09/13 スイミング・水泳

水がもつ不思議な特性「水の4大特性」

水の特性

 

水中で体を動かすことは全身運動になるため、バランス良く体力・筋力が身につきます。

また水中での運動を行う際には、ぜひ、水がもつ「4つの特性」について理解を深めたうえで効果的な水中運動を行っていただきたいと思います。

今回は、そんな水がもつ不思議な特性「水の4大特性」についてご紹介していきます。

 

浮力

 

水の浮力により、体重による負荷を軽減することができます。

プールの中に腰まで浸かるとその体重による負荷は約50~60%に、胸まで浸かると約30%に、肩まで浸かった状態であれば体重の負荷は約10%とになると言います。

たとえば体重が60㎏の人であれば、肩まで浸かることでその負荷は6㎏にまで軽減されるということになります。

水中では本来下半身にかかる負担が大きく軽減されるため、膝・腰の運動に自信がないという方や痛みを抱えている方でも安心して運動を楽しむことができます。

骨格や関節に余計な負担をかけずに、筋力向上を目指すことのできる最適の運動法だと言えるでしょう。

身体が未発達の小さなお子様やお年寄りの方でも安全に楽しむことができるおすすめの運動なのです。

 

抵抗

抵抗

 

水の密度は空気の800倍です。

水中では動きに対する抵抗が大きくなるため、地上と同じように体を速く動かすことはできません。

水中で陸上と同じ動きをしようとしても水の抵抗が大きいため、地上で使う以上の力が必要になるのです。

また水中では「三次元抵抗」と言って、動かす方向すべてに抵抗が生じます。

この時に生じる抵抗が腹筋・背筋など全身の筋肉に直接働きかけられるため、筋肉量が増加し、脂肪が燃えやすい身体になります。

水中では各自の体力レベルに合わせ動作の速さを調整し、運動強度をコントロールできますのでお子さんからお年寄り、ハンデキャップのある方までどなたでも取り組んで頂けます。

 

水温

 

水温では非常に速いスピードで体温が奪われていきます。

人は体温が下がると、その体温を正常値に戻そうとして自然に熱を発生する働きがあります。

こういった「寒冷刺激」を受けることによって、体温調節機能が自然と鍛えられるのです。

そのため30.0~31.5℃のプールに入れば自然と風邪をひきにくくなり、免疫機能の向上も期待することができるでしょう。

さらに水中で活動することによって、自律神経を整えることもできます。

体内でエネルギーを生み出そうとする防衛本能が働くことにより、健康増進につなげることができるのです。

 

水圧

水圧

 

水の中は水圧が常にかかっている状態になります。

水中で心臓から送り出されている血液量は陸上の1.5倍になると言われており、血液の循環が非常に良いものになるでしょう。

全身隅々にまで血液が酸素を運ぶため、腰痛の症状が和らいだり、身体全体のコリがほぐれたり、体の不調を徐々に改善させていくことができます。

このように、水中では心肺機能が高められるため、健康増進にもつながります。

また血液循環が良くなることによって、疲労回復・リラックス効果も期待できるでしょう。

心臓にかかる負担を軽減させることができるため、陸上では大きな負荷がかかるトレーニングであっても水中では比較的楽に行えるのです。

 

おわりに

 

今回は、水がもつ不思議な特性「水の4大特性」についてご紹介しました。

水には「浮力」「抵抗」「水温」「水圧」という4つの特性があることが分かりました。

この4つの特性について深く理解を深めることで、水中運動がもたらす効果をより感じられるのではないでしょうか?

「現在スイミングスクールに通っている」という方はもちろん、「子どもをスイミングスクールに通わせようか迷っている」という方は当記事を参考にぜひお近くのスイミングスクールに足を運んでみてください。

 

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