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2014/10/22スタッフブログ

2014☆秋のAED講習会

皆さんこんにちは!JSSさやまスイミングスクールでは、秋のAED講習会に行って参りました。 AED講習はお客様の安全を守る為だけでなく、社員同士や日々の暮らしの中でも知っておきたい「救命処置」の知識です。心肺蘇生とAEDを中心に、大阪狭山市消防署の皆様に3時間みっちり教えて頂きました。

まずはテキストを見ながらのお勉強。救命処置の大切さと共に、ケガ・溺水・窒息・心筋梗塞・脳卒中など、日常生活や日頃の生活習慣などを改善し、心配停止や呼吸停止といった状況に陥らないよう注意、予防が大切だというお話を伺いました。確かに予防ができることは事前に予防しておきたいですよね。

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1時間程度のお勉強の後、人形を使って救命処置の流れに従いやってみましょう!

①まずは人が倒れている時、周囲の状況を確認。

②身体を叩いて「〇〇さん!大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と意識があるかどうか、返事をするかなど確認をする。

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③意識がないことを確認すると、まず大声で叫んで周りの人に応援をお願いする。119番通報AEDを探してきてもらう人をそれぞれ指して指示。「誰かぁ~~~」というと、日本人はまごまごし易いようですが、直接指で指されると割合サッと動いてくれることが多いようです

誰も人が回りにいない場合、とにかく119番通報!救急隊を待ちながら救命措置をしてください!誰かに通報など頼める場合は指示の後、救命処置をしてください!

④呼吸をしているかを確認。胸が上がり下がりしているかを見るのが一番効率が良いようです。

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呼吸なし!の場合胸骨圧迫を始めます。2分間に30回のペースで胸骨圧迫を行います。

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人工呼吸が出来る状況であれば胸骨圧迫はし続けていなくてはなりませんが、人工呼吸は躊躇する場合無理にしなくてもいいそうです)まずおでこに手のひらを当て、あご先に二本指を掛け、頭を後ろにのけぞらせます。このとき頭を持って力で後ろに倒さないよう、やり方を家族同士で実際にやってみておくといいでしょう。

倒れている人の口を覆うように口をかぶせ、相手の鼻をしっかりつまんで空気が漏れないようにしてから、胸が軽く上がってくる程度に2回吹き込みすぐさま胸骨圧迫へと戻ります。胸の上がり具合を見るために、人工呼吸をしながら、目線は倒れている人の胸元を見ていてください。空気を入れすぎればいいと言うものではないそうです。また大切なことは「うまく人工呼吸が出来なかった場合に、何度も何度も吹き込みなおす方もいるそうですが、人工呼吸は2回を限度とし、胸骨圧迫をしていない時間を極力短くして下さい

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2回吹き込むと、すぐさま2分間に30回の胸骨圧迫開始!6分ほどで救急車が到着するので、90回程度は行なうことになります。

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周りに人がいて、胸骨圧迫も人工呼吸も出来る状況の場合、30回胸骨圧迫する人と、人工呼吸をその後2回する人にわかれて、行なうと効率がいいですし、胸骨圧迫をされる人の疲労も少しは軽減されます。

さらに、胸骨圧迫を周りの人たちでローテーションを組んで行なうことが出来れば、継続できる時間も長くなります。胸骨圧迫は慣れていないとかなりしんどいです。(思っている以上に体重をかけないと、心臓を押すことが出来ません)

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2分間で、胸骨圧迫20回に対し人口呼吸2回を行なっている間にAEDが届きました。救命措置は止まらず必ず続けてください。AEDを持ってきた人は、AEDの電源を入れ手で押している心臓を避けつつ、右肩口と左わき腹あたりに心臓を挟むよう対角線にパッドを貼ります。体毛の多い人の場合は特に体毛の少ないわき腹がおススメです!

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電源パッドを貼り付けると、心電図の解析を機械が勝手に行ないますが、このときに「身体に触れないで下さい」というメッセージがまず流れます。身体が揺れていると、きちんと解析できないそうです。

胸骨圧迫をしている人はAEDのアナウンスが耳に入らないほど必死ですので、周りの人(特にAEDを操作している人)が「今心臓を解析してるから押すのをやめてね!」と言ってあげてください。

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解析の結果「ショックは不要です」というものであり、自発呼吸もなく意識もなければ、すぐに胸骨圧迫を再開して下さい。心臓が止まっているから「ショックは不要です」となっているのです。

解析の結果が「ショックが必要」と判断された場合、自動的に充電が始まり「ショックを行ないます。皆さん離れてください」という音声が流れましたら、周りの人は触れない程度の距離に離れて下さい。そしてショックボタンをAED担当者は押します

AEDで電源を流した瞬間、身体がバァン!と跳ねるようになりますが、その瞬間だけしか電気は流れていませんので、ショックの終わった直後から胸骨圧迫開始して下さい。

AEDは1度ショックを行なって終了とはなりません。2分程度たちますとAEDは再び自動的に解析し、音声メッセージが流れますので、それに従ってください。胸骨圧迫の中断を出来るだけ短くし、疾病者の意識や呼吸が回復するか、救急隊に引き継ぐまでは中止しないで下さい。

スイミングスクールではシャワー室やプールサイドなど、濡れている場所が多いので、AEDを行なう為には乾いた場所への移動が必要です。又疾病者の身体が濡れている場合はしっかり身体の水分を拭き取ることも大切です。胸骨圧迫はどこでも誰でも行なえますが、AEDを使用する場合は身体の乾いた者同士の作業と、電気ショック可能な乾いた場所への移動など具体的にルートを決めておかなければならないことも、今回確認できました。

最後は修了証をいただきました。

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一人一枚の修了証を頂きました。

各自が救命処置をきっちり行なえるよう1人90回程度の胸骨圧迫を実際行いました。もしも現場に居合わせた場合、あたふたせずにサッと動けることを目指し、これからも積極的に講習を受けて生きたいと思います。

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皆さんもAED講習ぜひ一度受けてみてください。家庭内でも起こりうる心停止状態。「AEDの使い方」「心臓圧迫の仕方」知っていて損はありません♪

 

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