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2021/12/16スタッフブログ

迷惑をかける

「迷惑かけてすみませんでした」

ジュニアクラスの子どもからの電話でした。

 

 

先日、バスを利用している男の子が、同じ時間に乗車しているお友達と

話していたら、突然「帰る」といって

プールからバスが発車する前に走って出ていきました。

 

バスの運転手は慌てて私のところへ来て「こどもが勝手に走って帰った!」

17:30くらいでもう外は暗い。

「え!!何かあっては大変だ。追っかけよう」

道路は混んでる、車より走った方が早い。

すぐにプールを出て男の子の家の方向へ走りました。

 

走っても走っても全然見えず、ついには男の子の家付近まで来てしまった頃

スクールから携帯に電話があり

フロント「見つかりました!家に帰ってきたみたいです」

ほっとした。

電話は本人からで「迷惑かけてすいません」とのことでした。

私「良かった・・・帰るわ」

 

電話があった時はすでにゆとりーと金屋駅・・・

しょうがない歩いて帰ろう。

つかれたのでテクテクとゆっくり歩きながら、

 

 

そーいえば・・・・30年前の自分を思い出した。

 

 

【私が12.3歳の頃】

父「出ていけ!」

そう叱られて家から出されたことがありました。

当時の私はなんかやったんでしょうね。

父に怒られ靴も履かずに出ていった記憶があります。

・・・たしか3月でした。

私は北海道の北見市出身。

北見市は北海道でも屈指の寒さ、3月でも雪があり気温はもちろん氷点下。

そんな中泣きながら靴下だけで雪道を走った。

最初は高ぶる感情もあり気合で走っていましたが、

3分もすると足がつめたくなり走れなくなった。

近くのそば屋の軒下に駆け込んだ私は歩くことも出来ずにうずくまり、

泣きながら冷たくなった足をかかえ・・・・どーすることもできなかった・・・

 

家を出て3時間か4時間たった、もう夜中・・・おそらく深夜12時は

回っていたと思います。車どおりが多くなりみょーに付近が騒がしい・・・

普段は夜9時過ぎたら車もぱらぱらしか通らない、なんかあったのか?

そう思っていると目の前をパトカーが通り過ぎた。

え?まさか自分を探してる?

・・・その後ろから父が車から乗り出し大声で私を探していました。

 

家に戻ってこない私を探したが見つからず、警察に捜索願の電話。

さらには近所をまき込み、近くの川や山を探し、

兄貴は連絡網で先生をはじめ僕の友達全員に電話をかけていました。

 

なんかえらいことやったんだな・・・

「ごめんお父さん」

あやまった私にしばらく沈黙した父、

そのあと父が私に言った言葉が忘れられない。

 

 

「お前はたくさんの人に迷惑をかけた。おそらくこれからも・・・

だからお前がもし迷惑かけられても今日のことを思い出し許してやるんだ。」

今は亡き父が私に言った言葉。

 

 

 

走って帰った少年よ。

思い出させてくれてありがとう。

何があったかわからないけど、全然気にしてないからな。

若いうちは色々あるさ!

 

 

・・・でもみんな心配するからもうやめようね

 

 

ありがとうございます。

今日はここまでです。

JSS守山 支配人 中島啓介

 

ちなみに次の日は余裕の筋肉痛でした

 

 

 

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