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2022/05/21スタッフブログ
久々学校プール授業再開の動き
今年から小学校では久しぶりのプール授業の動きがありますね
夏日にプール授業はさっぱりしてきもちがいいものです
しかし、そんな楽しいプール授業も今年は注意が必要です🤔
コロナ禍でここ数年多くの小学校ではプール授業が中止。今年は久々プール授業。1.2.3年生はほぼ初めての学校プール授業となります。
心配なのは2年生3年生ですね。
1年生は全員が初めてのプール授業なのでそれなりの授業になります。2年生3年生は身体が大きくなり、「お友達が深いとこ行くから僕もいく!」てきなノリで実施すると大変な事故となりかねません。
水泳は「非日常運動」、身体が大きくなっても練習しないと泳ぐことはもちろん、浮くことさえも難しいです。また、水に対する恐怖心も同様に年齢を重ねても、練習しないとほぼ克服ができません。
日頃より習い事として水泳をやってたり、よく家族でプールに遊びに行く子は大丈夫かと思いますが、一切経験したことが無い場合は注意が必要だと思います。
~お風呂で簡単確認。小学低学年水慣れチェック方法👆~
子どもの水慣れ度は家庭のお風呂で簡単に確認できます。
①顔に水がかかると極端に嫌がったり、シャワーで顔に水がかかると何回も顔を拭う。
この場合は間違いなく水が「こわい」状態です。何らかのアクションをしないと克服がかなり厳しいです。
②シャワーや水を頭から浴びる時、力んで息をこらえる。
①ほどではないですが、これも水に対して恐怖心があると考えます。力みは水泳にはおおきな敵となります。
③じゃぶじゃぶお風呂で潜って遊ぶ
水慣れの観点でいうと恐怖心が無く問題ありません。おそらく水遊びが大好きと考えます。しかし、この水に対する恐怖心が無いときこそ、大きな事故につながる危険性があります。プールなどに遊びに行った際は目を離さないようにしましょう。
本人が怖がっている時は深いところや壁際から離れないものです。しかし、ある程度水慣れに自信が出てくると、行動範囲が広くなりあちこち行きたくなります。その際、水を飲んだりトラブルが起きると急にパニックとなり慌ててしまうのです。
スイミングスクールではおぼれない為のカリキュラムが存在します。
たとえば水慣れクラスのヘルパー付き「自転車こぎ」は、水深台から離れても自力で戻れるようになります。水中ジャンプ練習もそうです。プールサイドからジャンプし、水中ジャンプで壁に戻るメニューは万が一、つけているヘルパーやビート板が外れたりしても自力で壁まで戻れるようにする安全カリキュラムと言えます。
4泳法が出来ないにしても水慣れくらいは・・・・
①・②に当てはまる場合は、水に対する恐怖心をどこかで取り除くことをお勧めいたします。“着衣泳”は力を抜いて浮いて助けを待つことを練習します。しかし①・②の恐怖心がある状態では力を抜くことが難しいのです。
~家庭でもできる水慣れ克服法~
毎日お風呂で水慣れ遊びを取り入れます。
「練習だ!」と言うと子どもは拒否反応がでます。
なので「お風呂で遊ぶぞ」くらいがいいでしょう。
お風呂のおもちゃなどは効果的ですが、ペットボトルなどで遊び道具を作るのもありですね。
どんな遊びでもいいですが極力水がはじけるような遊びがいいでしょう。バケツやコップの水を高いところから流すだけでもジャバジャバ飛び跳ねます。最初はこんなレベルで大丈夫です。
複数での水かけっこもいいですが、①・②の状態の子には逆効果かも知れません。
コツは
〇水がはじけて顔にかかる(直接ではなく間接的に水がかかる)
〇水がかかった際は極力事故で(不可抗力で)かかったように仕向ける。
〇いちいち心配しない。
一番下の「心配しない」とありますが、顔を拭う子どもを保護者が心配のまなざしで対応すると子どもは不安になります。「大丈夫、大丈夫」と多少のことはスルーして遊びを続行しましょう。
こうしているうちに自らジャバジャバ遊びだしたら、自分で顔付け出来るかもしれません。いきなり湯舟ではなく洗面器や水面に開いた手に顔を付けてみましょう。ゴーグルや海中眼鏡などを使って水中を見たりするのも良いですね。
【注意】
顔を付けたときに鼻に水が入った場合は顔付けは一度中断。顔つけより前に息こらえが必要となります。無視して実行するとますます顔をつけなくなります。
以上となります。
ありがとうございました。
JSS守山
支配人 中島啓介