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2023/01/28スタッフブログ
王将戦第2局、マジック炸裂!
王将戦第2局。
先手番は羽生9段から始まり1局同様超ハイレベルの戦いに。
ちなみに今回の戦いは将棋ファンの中では歴史的名局と叫ばれております。
拮抗状態の序盤~中盤、その中盤で先手羽生9段が敵陣の「王」より離れた場所への「金」の打ち込み。
素人の私からしたら「は?」と思うような手、藤井王将もこの一手を見て長考となりました。
AIが出す評価値(どちらが優勢かAIが評価値を出す)はさほど変わりませんでしたが、上級者から見ると
ここが大きなポイントだったといっている方も多く「羽生マジック」と叫ばれています。
その後徐々に羽生9段が優勢となりますが、藤井王将の最後追い込みは強烈でした。
藤井王将の連続王手は、さし間違えれば羽生9段の負けとなるきわどい攻め。
しかし、羽生9段の全盛期を思わせる完璧な受けで何とかしのぎ勝利を収めました。
これで王将戦7番勝負は1勝1敗、将棋ファンは熱狂。
余裕のできた羽生9段、次は先手番無双の藤井王将にどう仕掛けるか第3局目が離せない!
将棋ファンの中では第2局最後の投了図が美しいと話題に、藤井王将の王手に羽生9段が香車でうけた場面。その他の駒でうけると負けとなる局面で正解は香車一択。羽生9段は一つしかない正解の香車をさし、その手を見て少しうなだれた後、藤井王将の「まいりました」で投了となりました。個人的な感想ですが、この美しい投了図は藤井王将の粋な計らいと感じました。
ありがとうございます。
JSS守山 支配人 中島啓介