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2023/03/17スタッフブログ

藤井王将防衛!

WBCに沸く近況ですが、わたくし個人的には将棋からも目が離せません!

 

後がない羽生9段先手の王将戦第6局。

今回の王将戦、先手側がすべて勝利している状況(現代将棋は先手有利)、王将防衛リーチですが後手番の藤井王将にも最終戦3勝3敗にはしたくないプレッシャーがあるのではないでしょうか。

 

 

第6局も序盤から中盤まで均衡状態が続く肉薄した戦い。

1日目午後から藤井優勢に傾き、気付くと藤井勝勢、そして勝利。

2人とも持ち時間を1時間以上も残して終了、王将戦の防衛を果たした。

 

これが藤井王将の怖いところ、気付くと負けている。・・・凡人の私には何が悪かったかサッパリ。

 

感想戦でも羽生9段もどこで間違えたかわからない。

AI評価によると少し羽生が劣勢になったところがあったが、人間にはわからないレベルの局面。

しかし、藤井王将はその局面を明確に覚えていました。

局面はAI評価によると羽生が少し下がった局面、その時羽生は左辺の歩をつく攻撃的な1手、AIは戦いの部分と関係ない守備側の「金」よりを示唆。

AIの候補手にどの棋士も「これは人間には思いつかない」と言っていましたが、感想戦で藤井王将は「金」よりの手を羽生9段に・・・「これがやられると困っていました」ボソッと藤井王将は言いました。もちろんAI候補手は藤井王将は知りません。

それをみていた私は寒気すら感じました。

 

藤井王将は、もはや人間を超えた?

そう思ってしまうほど。

「金」よりの手を藤井に示唆された羽生、「え?」「あっ・・・」「そうか・・・そんな手が」

思いもつかない手に羽生9段も絶句。そしてまた2人の宇宙人のような会話が

 

 

藤井5冠おめでとうございます!

羽生9段も素晴らしい戦いをありがとうございます。

個人的にはタイトル通算100期の、リーチがかかった羽生9段の応援をしていたので残念でしたが・・・・・・

しかし、世間的には羽生時代はもう終わった。のような声があった中、藤井5冠と互角の戦い、

要所要所に全盛期を超える手もあり前評判を大きく超えた対局内容だったと思います。

藤井王将も「気づいていない手を指されることが何度もあった。難解な将棋が多く大変なシリーズだった」と6局を振り返っていました。

 

 

終わってしまって少し寂しいですが、藤井×羽生のドリームマッチ最高でした。

そして、私はこの6局をみて「8冠」(将棋界の全てのタイトル)を達成するなら藤井5冠しかいないと確信に変わりました。

大げさでも何でもなく、彼の将棋は人知を超えている。

 

 

 

以上です。

ありがとうございました。

JSS守山 支配人 中島啓介

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