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2023/08/29スタッフブログ

指導者の考え

たまには水泳コーチとして指導の考えを語ります。

 

〇コーチ→合格させたい

コーチはみんなそうです。

でも、子どもは

〇こども→楽しみたい

幼児~小学低学年の多くは「楽しみたい」がほとんど。

遊びは喜びますが、練習がおろそかになると合格が難しい。

合格させたいが為に練習ばかりやると、つまらない授業となり最悪の場合「行きたくない」などとなりプールを休みがちに・・・

休めば合格が難しいことになりますねこのさじ加減が難しい。

 

情けないことに20年コーチやってもうまくいかないときもあります。

いろいろ考えて工夫しても合格まで時間をいただくケースもあります。本当すいません。

 

 

そんな時は私の場合必ず不合格理由を明確にします。

多くの場合はこの3つ。

〇技術的

〇心理的

〇肉体的

もちろん組み合わさる場合もございます。

心理的状況が技術に影響している場合、肉体的な問題が技術に関連している場合も。

 

例えば、平泳ぎのキック練習で足の裏で水をけれないケース、コーチは“あおり足”といいますが

スネの筋肉↓が機能しないと長期停滞ケースも・・・

こういう場合は筋肉の使い方ですから、肉体的要素と技術的要素が不合格に関連していると言えましょう。

原因をハッキリすることで、対象者への説明と合格への対処法がズレなくなります。

私には合格より不合格したときの方がとても大切になります。

 

 

 

私の20代のころ指導の理想は「遊んでたら、顔付けれるようになった。」「プールに遊びにいってたら上手になった」と思わせることでした。公園に遊びに行くような感覚でプールにきて、気づいたら4泳法ができるようになる。これが若いころの私の理想でした。今も未就学児に対してはこのような理想で指導しております。

 

 

しかし、40代になると考えも少し変わりました。

特に小学生以上には

「自分が練習頑張ったから合格できた。」

そういった達成感や自分で成長した・上手くなったと感じることも大切と思うようになってきました。

「努力する大切さ」を感じるには、「努力した」と感じる行動と「合格した」という成功体験が必要で、

こういった経験が自分に自信がつき、努力の大切さが身につくのではないでしょうか。

JSSの進級基準は4泳法終了まで32段階の進級基準があります。

個人個人それぞれの壁があり、それを乗り越えて4泳法習得したという過程は多少なりとも自信となると思います。

そんなこどもの成長の手助けをコーチがする・・・うまく言えませんが今はそんな考えです。

 

日々指導し、勉強させていただいております。

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。

 

 

 

 

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