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2024/11/14スタッフブログ

体力がない人はメンタルヘルスが悪化しやすい

体力とメンタルヘルスの相関関係は深いです。

私は精神(メンタル)を強くするには、「体力」をしっかりつけることが重要とブログには何度も記載しております。

 

今回はそれを裏付けるイギリスでの研究結果を抜粋いたします。

このような研究(体力と精神の相関関係)は国内だけでなく、海外でも実施されておりますが、それはほとんどがアンケートでの結果。

この研究はロンドン大学医学部のある研究チームが、実際にエアロバイクを用いてグループを分類するという珍しい研究。

○体力があるグループ

○体力が中程度のグループ

○体力がないグループ

と3つに分類しメンタルヘルスとの関連性を分析、さらに7年後のメンタルヘルスとの関連性も1次調査の要素を考慮し分析するもの。

 

結果、

 

「運動量が多い人はメンタルヘルスが悪化する可能性が低い」

 

「体力があるグループ」のメンタルヘルスが7年後、メンタルが良好である可能性が高いということが判明いたしました。具体的には、体力があるグループと「体力中程度のグループ」ではうつ病や不安障害になる確率が33%ほど高く、「体力がないグループ」と「体力があるグループ」との比較では、60%も差がありました。

凄い数字ですね。この分析は15万人以上のデータなのでかなり信憑性も高いと思います。また、7年前に体力あるということもポイント。日々の継続的な運動はもちろん大事ですが、若い時にしっかりとした体力をつける重要性があることを示しております。

 

うちの子の体力ってあるの?・・・そんな方は下の1000m走年齢別タイムを参考に、公園などで調べてみるのもいいかもです。(※下記タイムはネット調べの参考タイム)

【参考】小学生1000m走タイム表 男子

【参考】小学生1000m走タイム表 女子

 

平均の「体力が中程度」では「体力がある」グループより33%の精神障害リスクがあるので、“メンタル強く”っと考えると平均以上は必要でないでしょうか。

 

 

先日2024/11/1文部科学省が不登校者の調査結果を出しました。

子どもの不登校過去最高人数34.6万人(前年度は29.9万人)。「学校生活に対してやる気が出ない」が32.6%と最も多いようです。少し増え方は鈍化しておりますが、今後も増え続けるとわたしは見ております。ある専門家はスクールカウンセラーを配属し、様々な子どもに対応できるようケアすべきだとのコメント。

 

私は変わりません「体力向上です!」

 

 

20年前にスクールカウンセラーはほとんどいなかった。今や小学校に一人は在中しているのではないでしょうか。それなのに増え続ける不登校者の現状。カウンセラーは必要です。様々な理由で悩んでいる子どもの相談に親身になる・・・大切なことだと思います。しかし、34万人まで膨れ上がった不登校者を解決する原因治療にはならないと感じます。

 

体力低下に歯止めをかけ、体力向上を目指す。小学校は専門体育教員を配置、部活は廃止でも体育は増やすくらいやってほしいです。時間はかかるけど体力向上が重要と私は確信しております。

 

 

しかしながら、社会の動きは逆。中学校では教員の働き方改革で部活動が大きく減少。令和9年度(2027年度)以降九つの競技で中体連全国大会を取りやめが決定。水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの9競技は廃止の意向。

恐らくこの流れは高校部活にも波及すると思います。若者の体力をつけるべき活動は減っていきます。

今後は体力が二極化、スポーツ活動をしている子としていない子で大きな差が出てくるかもしれません。各家庭で「学力」だけでなく「体力」についても考えていく必要があると思います。

 

 

少し前に管理職の友人と長電話、その友人がこう言ってました。

「新人は資格とかビジネススキルとか会社への奉仕精神とかそんなのいいから、鋼のメンタルがあればいい」

そしてこうも言っておりました。

「俺より優秀な奴が、心が病んで出社できなくなるのを見たくない」

・・・少しわかる気もします。私も若者が苦しんでいる姿はつらいです。

 

 

 

ありがとうございます。

今日は以上です。

JSS守山 支配人 中島啓介

 

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