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2025/03/12スタッフブログ

スイミングの選手コース・・・

昨年秋ごろ15年以上前の教え子から連絡が来ました。

仕事も順調で出世した様子。

大学院を卒業し化粧品メーカーに勤めている女の子。

{あんなにわがままだったのに今や社会人か・・・}

そんな風に思っていたら、ふと感じたことがあった。

 

 

知っている限りだが、高校まで続けた選手の教え子、「引きこもり」や「ニート」になったってあまり聞かないな・・・知らないだけかな。気になったので可能な限りの知り合いに確認した。高3まで競泳を継続した選手を伝手に確認したが転職などはあるが「引きこもり」「ニート」がほぼいなかった。

 

いないのはいいことだが、逆にまったくいないのはなぜだろう・・・選手クラスに秘密がある?気になったら調べるたちなので色々調べていると面白いことが見つかりました。

 

 

「イエナプラン」

ドイツの学者が考えた教育論で採用しているのはオランダ・ドイツが活発。最大の特徴は同じ年齢が同じ教室で授業するのではなく、異年齢の子どもが小グループを作成し学んでいくシステム。年上の子供は年下の生徒よりも知識や経験も豊富です。当然年下の子供に勉強を教えてあげる機会が増え、集団でのリーダーシップを多くの子が経験できるようになっています。社会性を身につけるのに適した教育に特化しているようです。(面白そうなんで深く調べたいのですがちょっと大変ですね詳しい方に教えてもらいたいくらいです。)

 

 

私はスイミングの選手コースがこのイエナプラン教育に少し類似していると思いました。

実社会では会社へ就職したら、様々な年齢帯の方がいます。30歳の先輩がいたり、父親以上の年齢の上司がいたり・・・最初は新人でも実務を積み数年すると先輩社員となり、新人教育を任されたり出世もあります。それが会社では当たり前です。

 

スイミングの選手クラスは年長~高校生まで10歳以上の年の差がある中で、「水泳」という媒体を通しそれぞれが歩み成長していきます。6歳の子から見たら、高校生・中学生は大人です。先輩たちがポイントで6歳に教えたり面倒みたりします。特に試合や合宿等では先輩たちがサポート、はじめはわからなかった子も、周りや先輩たちに教えられて少しずつ成長します。練習で泳力も向上、力がつくと育成→選手に出世的なものも経験。そして大きくなった選手は自分を支えてくれた先輩たちがしていたように、はじめてきた子たちに教えたり、面倒をみてくれたりするのです。(そんなに指示しなくても自然に面倒みますね)

 

 

JSS守山では社内試合の応援練習は、大きい子が小さい子に応援説明をいたします。小さい子に伝わるように説明する中高生は見てると面白いですよ

 

 

もちろんみんながみんな仲がいいわけではありません。馬が合わない選手同士もいます。

馬が合わない選手同士でもチャンピオンシップというJSSの試合では、みんな大声で応援します。それが「チーム」の為だとわかっているからでしょう。会社もそうですよね、いけ好かない上司・先輩がいたり、生意気な後輩もいます。気の合う同僚やかわいい後輩もいます。仕事となれば嫌いな人とも業務を遂行し成功しなければいけません。

 

 

それが社会です。おおくの大人はそんなもんだと受け入れます。馬が合わない人ともうまくやっていくしかないのです。

 

学校が教えない社会のリアル体験がスイミングの選手クラスにある。

 

だから人間関係に悩んでも「そんなもんだと」受け入れる耐性がある??

 

 

「スイミングの選手コースで長年経験した子どもは社会耐性が養われる」

・・・・そんな気がしております。

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。

・・・スイミングスクールで育った方ご意見欲しいです。

JSS守山 支配人 中島啓介

 

 

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