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2019/01/18スタッフブログ

人の痛みを知る

更新が遅くなってしまいましたねすいません。

 

前回は子どものケンカについてお話しました。

今回は「人の痛みを知る」についてお話したいと思います。

 

 

4年前の水泳大会でこんなことがありました。

 

全国大会がかかった試合でした。

中学生の男の子で、気合も十分。

調子もよく後はレースでタイムを出すだけ、

仲間も全国大会出場できそうなので応援していました。

 

種目は100m背泳ぎ

スタートはばっちり、

「よし!」「いけ!!」

私も力が入りました。

 

ところが25mのターンです。

気合が入りすぎて、25mターンの手前5mの旗が見えてなくて

ターンせずに壁に頭から激突。何とか100mは泳ぎきりましたが、

タイムはもちろんダメでした。

 

終了後その中学生の選手は悔しくて更衣室で大泣き、

私も駆け寄り慰めてました。

 

すると彼を慰めていると後ろから「しくしく」と

鼻をすする音が後ろから聞こえました。

振り返ると心配で駆け寄った仲間が泣いていたのです。

泣いていたのは男の子2名、

 

私「どーした?」

 思わず私はききました。

仲間「だってあれは悔しすぎるでしょう」

 彼の悔しさが、彼の心の痛みが分かったのでしょう。

 

 「この子らは速くなる!」

私は思いました。

 

 

「人の痛みを知る」

 

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他人の痛みを自分の痛みとして捉えられる、他人に対する配慮が出来る。

他人のために自分を犠牲にできる。こうしたことの出来る選手は、いち早く

頭角を現すし伸びる確立も高い。・・・・

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元楽天イーグルス監督だった野村監督の著書に書かれていました。

 

泣いている2名の選手をみて、

すぐにこの言葉が頭に浮かびました。

「大丈夫だ!この子らは速くなる!」

自信がありました。

 

 

 

 

他人の痛みを知れる・・・・

要は人の立場にたって考えられるかどうかなのである。

これが出来たら周りにいい心証を与えると思います。

 

例えば、身近な例をあげたると、自分がコーヒーを飲んでいるところに

目上の上司や社長がきたらすぐに「コーヒー淹れました」と

コーヒーを持ってきます。

恐らくこういう人は社会でもそれなりに実績をあげているのではないでしょうか。

そうでない人は自分だけ飲んで平気でいる。

 

競技においても

「ライバルは練習しているから俺はライバル以上にもっと練習しよう」

と考えることが出来るのではないでしょうか。

 

 

 

泣いていた2名の仲間は現在も水泳を継続しており、

全国グランドチャンピオンシップに難なく出場。

1人は先日の試合で全国JOまで200m個人メドレーであと1秒だったそうです。

 

 

今日はここまでです。

ありがとうございました。

 

JSS守山 支配人 中島啓介

 

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