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2021/04/10スタッフブログ

こどもの気持ち

昨年末の冬休みのときです。

息子の宿題を見ていたら考えさせられました。

 

ある日息子が「これわかんない。どういう意味?」と聞いてきました。

「冬休みの友」と書かれた10数ページの宿題冊子みたいなものです。

 

息子が悩んでいるページをのぞいてみると・・・

 

「ひごろおせわになっている人にかんしゃのきもちをつたえよう」

●かんしゃをつたえる人【     】

 

という題目でした。

 

私が読む限り、そこへは親への感謝を誘導するような内容となっていました。

もちろん子どもにはわからないです。

 

私「かんしゃはな、ありがとうと言う意味やで」

私「毎日ありがとう言いたい人はだれってことや」

息子「んーーだれかな・・・」

息子「あっ!」

 

息子は書き始めました。

見ると【ゆうたくん】と書かれていました。

私「は??」「だれ?」

息子「学校のともだち」

私「なんでかんしゃするの?」

息子「いつも鬼ごっこで助けてくれるんだ」

私は思わず笑ってしまった。

私「ゆうたくんにありがとういえよ」

息子「うん!」

 

・・・これを聞いていた嫁はややキレてました

 

こどもの気持ち

 

 

私も我が子の回答に困惑しましたが、これが今の息子の感覚でしょう。

日頃、掃除や洗濯・食事などは当たり前となり子どもにとっては「当然なこと」

何もしなくてもご飯が出てきて、

洗濯はやってくれる

掃除もある程度は親がやる。

この「当然のこと」に感謝の言葉が出るとは思いませんし、感謝を強制する気もありません。

 

感謝をしたい「ゆうたくん」は、我が子の鬼ごっこの危機を何度となく救っていて

子どもにとってはそちらの方が印象的で感謝すべきと感じたのでしょう。

 

「ありがとう」を言えるしつけは大切です。

物を取ってくれてありがとう。

席をゆずってくれてありがとう。

転んだ時に助けてくれてありがとう。

これらの「ありがとう」はすぐに言えるようしつけなければいけないと思います。

 

しかし、「親への感謝」は強制するものではないと思います。

 

お父さんは毎日、雨の日も体調がいまいちでも働きます。

お母さんは毎日、食事や洗濯、身の回りのあらゆることをします。

正直、感謝の一言も欲しいでしょう。

 

 

では、こう言われたらどうでしょう。

「誰のおかげで飯が食えるんだ」と言われたら。

「この服誰のおかげで着れるとおもっているんだ」と言われたら。

「誰のおかげでテレビが見れるんだ?」と言われたら。

事実ですが、こう言われると感謝の言葉は強制され、感情とは別なものとは思いませんか?

言われた大人はその瞬間心地いいが、どうなんでしょうね。

 

 

 

「親への感謝」

 

思えば私が親へ自然に感謝するようになったのは・・・・

 

 

 

長くなりそうなので今日はここまでです。

続きは次回にお話しいたします。

ありがとうございました。

JSS守山 支配人 中島啓介

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