株主・投資家の皆様へ

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2024年3月期(当期)の業績について

当期の事業展開におきまして、新型コロナウイルス感染症の5類移行により各種行動制限が緩和されたことにともない、当社は企画課外活動における選手育成イベントや合宿、練習会等に注力し、収益確保に努めました。静岡県磐田市の公共スポーツセンター・プールの指定管理者として選定されるといった運営受託の拡大や、小中学校への水泳授業受託の強化が進んだことに加え、2023年7月に行った会費改定も寄与し、スイミングスクール事業を中心に売上が増加しました。
一方、人材育成・確保による人件費増加や設備投資、原材料価格の高騰等の影響により前期比で減益となりましたが、コロナ禍の影響を最も受けた2021年3月期からは回復基調を維持しております。
会員数につきましては、消費の冷え込みやコロナ禍の長期化によるライフスタイルの変化などの影響が拭いきれず、前期比で減少となりました。
以上の結果、当期の売上高は8,131百万円(前期比0.7%増)、営業利益は389百万円(同8.3%減)、経常利益は406百万円(同5.5%減)、当期純利益は218百万円(同7.0%減)となりました。

2025年3月期の成長戦略

2025年3月期は、引き続き年間2店舗程度の出店を念頭に、既存施設の新築移転およびランニングコストの低いコンパクトプールの移行にも取り組み、利益改善を図ってまいります。加えて、指導力の高さや、大人向けのプログラム・製品等で訴求力の強化に努めます。
会員数増加に向けては、まずは各事業所において地域特性に合った入会キャンペーンを積極的に実施します。季節ごとのキャンペーンのほか、WEB学習システム「デキタス」(株式会社城南進学研究社)の特別価格での提供など、子ども教育ノウハウの強みを生かし、特にベビー・ジュニアの入会を促進してまいります。加えて、中高生クラス「JSS部」の推進、自社開発の水中バイク「Jパドルバイク」を使用したオリジナルの水中運動プログラムの展開に引き続き注力いたします。また、広告に関しましても、WEBサイト等も活用し認知拡大を図ります。
そのほか、株式会社ティップネスとの協業、児童発達支援・放課後デイサービス事業「JSS水夢」の展開、水泳授業の受託、人材育成と人材確保へ向けた取り組み等も継続して推進します。
なお、当社は2024年5月31日に株式会社ワカヤマアスレティックス」の全株式を取得し、完全子会社化いたしました。これにより、和歌山県エリアへの新たな展開が可能となります。今後は、成長戦略としてM&Aも視野に事業所展開を強化してまいります。

株主の皆様へ

当社は、経営の重要課題のひとつとして、株主の皆様への利益還元を掲げております。
当期の1株当たり配当金は、前期比2円50銭増配の14円50銭(中間配当7円25銭、期末配当7円25銭)とさせていただきました。2025年3月期は年間で50銭増配の1株当たり15円を予定し、着実な増配基調を見込んでおります。
株主の皆様におかれましては、一層のご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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