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トップインタビュー
2025年3月期(当期)の業績について
当期の事業展開におきましては、物価高や人件費増、設備投資などのコスト上昇圧力が続く中にありながら、引き続きターゲット別施策や株式会社ティップネスとの協業推進によって会員の獲得に努めました。具体的には、子供会員向けとして「新春ニコニコキャンペーン」や「特別紹介キャンペーン」、体験会の実施などにより新規入会者獲得を図り、大人会員向けには自社開発の水中バイク「Jパドルバイク」を活用したオリジナルの水中運動プログラムを展開しました。また、全国的に進む学校プールの老朽化や指導者不足に対応し、地方自治体との連携による水泳授業の受託にも積極的に取り組みました。
M&Aも実施し、2024年5月31日を取得日として株式会社ワカヤマアスレティックスを連結子会社化しております。これに伴い、当社は当期第2四半期より連結決算に移行しております。
こうした取り組みにより当期末における当社グループ会員数は、ワカヤマアスレティックスの増加分と合わせて84,374人となりました。
以上の結果、ワカヤマアスレティックスの売上が寄与したこともあり、当期の売上高は8,381百万円、営業利益は252百万円、経常利益は253百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は192百万円となりました。
今後の成長に向けた戦略
2026年3月期は、引き続き会員獲得の施策に注力するとともに、物価高への対応および設備・車両費の確保、安全性の向上のため、2025年6月に会費の改訂を実施いたします。これにより安定的かつ着実な収益確保と売上拡大を図りながら、人材および設備投資を行ってまいります。加えて、ワカヤマアスレティックスの売上も通年で寄与することが期待されます。
また、今後の事業所展開につきましては、M&A戦略を強化し、さらなるエリア展開に注力いたします。「売上高100億円・100店舗・時価総額50億円OVER」を目指し、M&Aを軸とした成長戦略を推進してまいります。今後も未展開エリアへの進出や公共施設の受託拡大により、さらなる店舗ネットワークの拡大を図り、地域に根差した青少年の健全育成やスポーツ振興を加速させ、事業拡大を実現してまいります。
こうした取り組みにより、2026年3月期の連結業績予想は、売上高9,192百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益556百万円(同120.8%増)、経常利益546百万円(同115.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益355百万円(同84.8%増)を見込んでおります。
株主の皆様へ
当社は、2025年3月期より累進配当方針を導入いたしました。配当性向を勘案しつつ財政状況を総合的に検討し、特に株主資本配当率(DOE)を意識しながら長期安定的な累進配当を実施してまいります。
当期の1株当たり年間配当金は、前期比3円増配の17円50銭(中間配当7円50銭、期末配当10円)とさせていただきました。2026年3月期は年間で2円50銭増配の1株当たり20円を予定し、引き続き企業成長と株主還元の両立を図ってまいります。
株主の皆様におかれましては、一層のご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。