株主・投資家の皆様へ

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2023年3月期(当期)の業績について

当期の事業展開におきましては、新型コロナウイルス感染症まん延の影響を完全には払拭できない状況が続いたものの、行動制限の緩和が進んだことでスイミングスクール事業収入を中心に売上が増加しました。
特に会員向けの旅行企画や選手強化合宿などの宿泊をともなうイベントを再開したほか、地域の感染状況に応じて自社施設内での練習会等を実施したことが収益確保につながりました。
また、近年の水道光熱費および燃料費高騰への対応として、2022年10月から燃料費(会員1人つき月額400円)の徴収を実施したことが、収益改善に寄与しました。
会員数につきましては、季節ごとの入会キャンペーンおよび短期教室、体験会等により休会者の復帰促進および退会防止、入会者の確保に努めたものの、新型コロナウイルス感染症の第6波・第7波による入会の伸び悩みが影響し会員数は横ばいで推移しました。
以上の結果、当期の売上高は8,073百万円(前期比6.9%増)、営業利益は425百万円(同47.0%増)、経常利益は430百万円(同50.7%増)、当期純利益は234百万円(同108.9%増)と増収増益となり、コロナ禍からの回復基調を維持しております。

成長戦略と各施策について

当社では将来のコロナ禍収束後を想定しながら、各種施策の取り組みを進めております。
会員数回復については、コロナ禍前の水準以上の拡大を目指します。2022年4月から中高生を対象としたクラス「JSS部」を、2022年10月からは60歳以上を対象とする「シニアくらぶ」を開始しました。成人集客については、水中ウォーキングプログラムの深化や自社開発の水中バイクプログラムの展開等を進めて訴求力強化に努めていまいります。
また、事業所展開については、引き続きランニングコストの低いコンパクトタイプ施設の新規出店・新築移転を推進することで利益率向上を図ります。
そのほか、株式会社ティップネスとの協業、2022年12月に2事業目を開設した児童発達支援・放課後等デイサービス事業「JSS水夢」の展開、水泳授業の受託等の取り組みをさらに強化、推進いたします。人材の育成および確保につきましても、より魅力ある労働環境の整備と働き方改革を推進するとともに、「成長が見える」教育システム・評価制度の導入、専門学校生への当社プログラム体験会の実施等に注力してまいります。

株主の皆様へ

当社は、経営の重要課題のひとつとして、株主の皆様への利益還元を掲げております。
当期の1株当たり配当金は、前期比1円増配の12円(中間配当6円、期末配当6円)とさせていただきました。2024年3月期は年間で2円50銭増配の1株当たり14円50銭を予定し、新型コロナウイルス感染症まん延以前の水準に向けた着実な増配基調を見込んでおります。
引き続き必要な感染対策を講じつつ、各種施策を全社一丸となって進め、企業価値の向上に努めてまいります。株主の皆様におかれましては、一層のご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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