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スイミングの基本である「けのびのコツ」について
スイミングの基本であるけのびのコツ
水に対しての恐怖心が少なくなってきた子どもでも、いざ水に入って身体を浮かせようとすると身体が沈んでしまった…ということは決して珍しいことではありません。
本記事ではスイミングの基本である「けのびのコツ」について、基本的な「けのび」のやり方も含めてご紹介していきます。
スイミングの基本「けのび」のやり方
プールの底か壁を蹴って、伏し浮きの状態で前に進む感じを掴めるようにします。
片足もしくは両足をプールの底か壁につけて足を曲げ、タイミング良く壁を蹴って伏し浮きの状態で前進するようにします。
バランスを崩してしまう可能性があるため、水中でも目は開けるようにして視線を真下・やや前方を向けながら正しい方向に蹴りだす方法がおすすめです。
腕・肩の力を抜き、リラックスした状態で水平の姿勢を保てるように意識しましょう。
慣れてきたら少しずつ長い距離を進めるようにし、リラックスした水平姿勢が維持できるよう練習してください。
正しい「けのび」をするコツは?
正しい「けのび」をするコツをご紹介していきます。
正しい姿勢を保つことが大切
「正しい姿勢」は水に浮くための重要なポイントです。
「身体を水面に対して平行に保てるかどうか」が鍵であると言えます。
身体が沈んでしまう方は足・腰が沈んでいるのです。
「頭が上がってしまう」「腰が曲がってしまう」「膝・ひじが曲がってしまう」ことで、重心が崩れてしまい、水平に浮くということができません。
※個人差はあるものの肩の可動域の関係で、腕を真っすぐ水面に保つことを意識しすぎると重心が胸の方にずれてしまうため、腕は少し深めに伸ばすことで重心をおへその方に移動させることができます。
また、身体を水平に保つには、前方に顔を向けないことが大切です。
子どもはどうしても恐怖心から真下やや前方ではなく、前を向いてしまうということが多いのですが、前方を向いてしまうと頭が立ってしまい、その分足・腰が沈みやすくなってしまいます。
身体の中でも一番重量がある頭部が浮くか浮かないかで、水平姿勢が維持できるかどうかも変わってきます。
頭部をしっかり沈めること、肩や背中の脱力をさせるためにも腕を少し水面下に沈めることで正しい「けのび」姿勢が保てます。
息を吐くこと
水に浮くために大切な要素としての2つ目は、「息を深く吐いて呼吸すること」です。
普段の生活で行う呼吸法と、水泳をするうえでの呼吸法は異なります。
陸上では「息を吐く」ことに何の努力も必要としませんが、水中では水圧により肺が圧迫され初めは上手く息を吐けません。
しかし、一旦息を吐ければその反動で肺が広がりますので自然と息が吸えるようになります。
「息を吸う前に一旦大きく息を吐く」、この呼吸法が習得できれば息苦しさから来る緊張から解放されます。
また、水中での基本的な呼吸法は「鼻または口から吐き、口から吸う」であり、鼻から吸うことはありません。
鼻から息を吸い込むことで、鼻に水が入ってしまう可能性もあります。
とくに子どもは鼻が痛くなってしまうと、泳ぐことに対して苦手意識を持つこともあるため、この点に注意すると後のクロールや平泳ぎの「息継ぎ」も楽にできるようになります。
脱力すること
水に浮くためにはリラックスした水平姿勢が大切です。
余計な力が入ってしまうと、沈んでしまいやすくなります。
またリラックスするためには、十分な水慣れと水中での呼吸に慣れることが必要です。
水に対して恐怖心が残る状態では、力を上手く抜くことができないのです。
子どもが水に対する恐怖心を持っている場合、水遊びなどで力を抜いて水に浮かべるようにし、慣れてきてから本格的な「けのび練習」を行いましょう。
身体が浮いていれば、少しの力であってもスムーズに前に進むことができるため、力を抜くように意識して泳いでみてください。
おわりに
本記事ではスイミングの基本である「けのびのコツ」について、基本的な「けのび」のやり方も含めてご紹介しました。
けのびは本格的な泳ぎ方を覚える前の基本動作であるため、この工程を無くして先の技に進むことはできません。
「どうしても沈んでしまう…」という場合、水に対する恐怖心が抜けきれていないことが多いため、まずは恐怖心を取り除くことを少しずつ行っていきましょう。
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