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【スイミングスクール】平泳ぎの泳ぎ方と上達するコツをご紹介

2023/09/28 キッズ スイミング・水泳

【スイミングスクール】平泳ぎのコツ

平泳ぎの泳ぎ方とコツ

「平泳ぎ」は足と手の動きがバラバラであるため、苦戦する人も多いと言われています。

本記事ではスイミングスクールにおける、平泳ぎの泳ぎ方と上達するコツについてご紹介していきます。

 

平泳ぎに苦手意識を抱える子どもは多い

平泳ぎに苦手意識を抱える子どもは多い

平泳ぎは近代泳法4種目の中で唯一「足裏で水を蹴るキック動作」と「手と足の動作を交互に繰り返すタイミング」を覚える事がポイントであり、その動きが難しいと苦手意識を抱える子どもが多い泳ぎ方です。

しかし、正しい平泳ぎ泳法を習得するとプールや海で楽に長く泳ぐ事が出来、水辺のレジャーも楽しみが広がるはずです。

 

平泳ぎが上手くできない・苦手になってしまう原因の多くは以下のようなものです。

 

「あおり足」になっていて上手く泳げない

平泳ぎが上手にできない原因として、「足の動作が上手くできない」と答える子どもが多いと言われています。

とくに足が「あおり足」になってしまっている子どもは多く、足首の力が抜けている状態では前に進むことができません。

まずは「あおり足」を直すことが平泳ぎ上達のポイントだと言われています。

 

手・足の動作のタイミングが合わない

平泳ぎが苦手と言う子どもの中には、手・足の動作タイミングが上手く合わなくて泳げないという例もあります。

そもそも平泳ぎは水中で腕を前に戻す動作(リカバリー)や脚の引き付け動作など、他の種目に比べ抵抗を大きく感じる泳ぎ方であるため4種目の中で最もスピードを出しにくい種目です。

手・足の動作タイミングを上手く取らないと、なかなか前に進むことができずに途中で疲れてしまうのです。

 

姿勢の保ち方が難しい

頭の位置が高過ぎたり、呼吸が長過ぎて足が沈む・力んでしまう・お腹に力が入らないなど、姿勢の保ち方が難しいということで平泳ぎが苦手になる子どもも多いです。

キック後に少し長めに伸びを取る姿勢を意識することで改善されることも

 

【スイミングスクール】平泳ぎの正しい泳ぎ方

平泳ぎの正しい泳ぎ方

スイミングスクールにおける平泳ぎの正しい泳ぎ方についてご紹介します。

 

1. 平泳ぎの「キックフォーム」を練習

平泳ぎのキックは足首を返した動作が特徴であり、「足の裏で水を蹴る」という感覚がポイントです。

「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」を収縮させ、足裏で水をとらえる「面」をつくり蹴りだすことで推進力を生みだします。方法としては、まずプールサイドに腰掛け、足首を「返す」「伸ばす」を繰り返し、前脛骨筋を刺激します。

平泳ぎの泳ぎ方とコツ②

次に、足のつま先を大きく内側→外側に回す動作を繰り返すようにして、足首を返す動作を習得します。

動作が掴めてきたら「1. 膝を曲げる」「2. 足首を返す」「3. 丸く蹴り出す」の3ステップにおける動作が正しくできているか確認しましょう。

初心者の場合、足首を上手く返すために少し膝を広げて引き付け、膝とつま先が同じ方向になるよう意識すると、足のつま先も横に向けやすくなり、「面」を上手く作ることができます。

動作に慣れてきたら、「1. 膝を曲げて足首を返す」→「2. 丸く蹴り出して足をそろえる」→「3. 引き付けから蹴り終わりまでの一連動作を繰り返す」といった流れで、少しずつスムーズに動作ができるようにします。

 

平泳ぎの泳ぎ方とコツ③

2. 水平姿勢で正しいキックフォームの練習

両手でプールの壁を持って、安定した水平姿勢を作るようにします。

上体が傾いたり腰が沈んでいたりすると、足の動作に集中することができません。

水平姿勢が安定していない場合は、補助具であるヘルパーを着用するようにしましょう。

引き付けから蹴り終わりまでの一連動作をスムーズに行えるよう、回数を重ねて練習します。

 

平泳ぎの泳ぎ方とコツ④

 

3. 足の動作確認&「あおり足」の矯正

キックフォームを習得したら、ビート板を使って足の動作を実践していきます。

この時、足首を返して足裏で水を捉えられているか、都度確認しながら練習を行います。

「あおり足」になっている場合はそれが続くと癖になってしまうため、前段階に戻ってきちんと矯正してから次のステップに進むようにしましょう。

片足だけ「あおり足」になっている場合、上半身に力みが残り、肩が傾いてしまっていることが多いため、足の動作だけでなく姿勢もあわせて確認していきます。

足の動作を習得して水平姿勢が取れている場合は、ヘルパーを取り外すようにします。

 

4. 呼吸をつけて平泳ぎを練習

呼吸をつけて平泳ぎを練習

足の動作を習得し、ヘルパーを取り外す段階まで進んだら、ビート板を使いながら呼吸をつけて平泳ぎを練習していきます。

「呼吸→キック」の動作を交互に行い、キックした後の「伸び」も確認するようにしましょう。

呼吸が長いと腰が沈んでしまいやすくなるため、短く「パッ」と呼吸ができるようにしましょう。

 

5. 手のかきかた「ストローク」を練習

立った状態で、平泳ぎの手のかきかた「ストローク」を練習していきます。

手を前に伸ばした姿勢から手の平を少し外側に向けて肩幅ほどまで開くようにし、水を胸の前に運びます。

なるべくひじを引き過ぎないようにして、水をかくタイミングで呼吸動作を行います。

また、手と足は同時に動かすというものではなく、手をかきはじめてから足を引き付けるようにしましょう。

平泳ぎに苦手意識を抱える子どもは多い②

6. ビート板をなくして、平泳ぎを行う

最後にビート板をなくし、足と手の動作、呼吸をつけて平泳ぎを行います。

推進力がない場合は下半身が沈んでしまい、水平姿勢を保つことができません。

呼吸が長い場合も、腰が沈みがちになってしまいます。

そのため、この時にチェックすべきポイントとしては、「手のストロークと呼吸がほぼ同時にできているか」「キックのタイミングは適切かどうか」の2点です。

ストロークとキックのタイミングについては交互に行なう事が基本です。

ストロークの後半で足を引き付け、手が前に戻すタイミングでキックを蹴りだします。

これにより腕と足が交互に推進力を生みだし、効率よく進む平泳ぎになります。

フォームやタイミングを確認し、調整しながら正しい平泳ぎを習得するようにしましょう。

 

平泳ぎが上達するコツ

平泳ぎが上達するコツ

 

平泳ぎが上達するコツについてご紹介します。

 

「あおり足」を改善する

平泳ぎの推進力は、足の動作が大部分を占めていると言っても過言ではありません。

そのため「あおり足」になっている場合は、改善しなければなりません。

平泳ぎが上手に泳げない人のほとんどが足首を返さず、足の甲で水を押そうとしてしまっているということがあります。

この押し方では水を下の方向に押してしまっているため、推進力がほとんどないのと同じなのです。

平泳ぎのキックは、足の裏で水を蹴るのが特徴です。

足首を曲げて足の裏を後ろに向けた姿勢を作っておくことが大切なのです。

 

膝は深く曲げ過ぎずに直角を意識する

水をしっかり蹴ろうとするあまり膝を大きく曲げ、脚を引き付け過ぎてしまうとブレーキとなり、かえって前に進む力が小さくなってしまうことも。

膝はあまり曲げ過ぎずに90度くらいに曲げ、蹴りだすことで効率よく推進力が維持できます。

 

キックした後はしっかりと「伸び」を!

キックを打った後は、しっかりと「伸び」の姿勢を取り、ストロークで得た推進力の妨げにならないようすることが大切です。

伸びの時は足の甲が水の抵抗を受けてしまうことから、足はまっすぐに伸ばしておくことで水の抵抗を無くすことができます。

 

手の平で円を描くように意識する

水をかく際には手の平で水を捉えるようにし、後ろに水を運びます。

ひじを曲げて手より高い位置を維持することが大切ですが、初心者の段階ではあまり難しく考えずに手の平で円を描くように、あるいは逆三角形を描くように左右対称の動きで水を運びましょう。

戻す手はせっかく運んだ水を押し返すことのないように小さくまとめ素早く戻しましょう。

 

おわりに

本記事ではスイミングスクールにおける、平泳ぎの泳ぎ方と上達するコツについてご紹介しました。

平泳ぎでの手足の動作や息継ぎのタイミングなど、練習の段階でしっかりと正しいやり方を押さえていきたいところです。

ポイントを押さえていきながら、何度も繰り返し練習することで少しずつ平泳ぎができるようになるでしょう。

 

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