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【スイミングスクール】プールで耳に水が入ったときの治し方・対処法

2022/08/30 キッズ スイミング・水泳

【スイミングスクール】プールで耳に水が入ったときの治し方・対処法

耳に水が入った時

 

耳の中に水が入ってしまう感覚は、なんとも言え難い不快感がありますよね。

本記事ではスイミングスクールにて、プールで耳に水が入ってしまったらどうすれば良いかという内容についてご紹介していきます。

耳に水が入るとどんな症状が出る?

耳に水が入るとどんな症状が出るか

人は耳に水が入ってしまうと、自分の声が過剰に大きく聞こえてしまう症状が表れます。

これを「自声強調(じせいきょうちょう)」と言います。

外耳道の中に新しく共鳴腔ができることで起こるものであり、耳栓をした時にも同様の症状が表れます。

 

耳に水が入りやすい人・入りにくい人がいる?

 

「耳に水が入ったことが無い」という方も居ますが、耳に水が入りやすい人・入りにくい人というのは存在します。

これは単純に耳の穴が大きい・小さいにも関係していると言われており、やはり大きければ入りやすい、小さければ入りにくいと言われています。

しかし、耳の穴の大きさはそこまで個人で大差があるわけでは無いので、水の入りやすさというのもそこまで変わるものではないとも言われています。

一般的には、誰でも耳に水が入るものなのです。

大人と子どもの差として考えると、子どもは8歳頃までは外耳道がそれほど曲がっていないことから、水が耳の中に入ってしまいやすいと言われています。

しかし曲がっていないということは、中に水が入ってしまっても出ていきやすいということでもあるため、いつまでも水が出てこずトラブルになってしまうということはほとんどありません。

そのため、「8歳頃までは耳に水が入りやすく、出ていきやすい」ということが考えられます。

成長するにつれて耳に水が入りにくくなる一方で、一度入ると出にくくなってしまうという風になります。

 

耳に入った水はなぜなかなか抜けないの?

耳に水が入ったまま

「水が耳に入ってなかなか抜けてくれない…」ということで不快な経験をされた方も多いのではないでしょうか?

なかなか抜けない理由としては、耳の中の構造が関係しています。

耳の中の奥というのは、急な角度がついていて窪んでいます。

耳に水が入り込んでしまった際、この窪んでいる部分に水が少したまってしまうと、表面張力などの影響を受けて耳の内部にくっついてしまうため、頭を傾けてみても水が出てきにくくなってしまうのです。

これが耳に入った水がなかなか抜けない理由だと言われています。

 

耳に水が入ったままだとどうなるの?

「ずっと耳に水が入ったままだったらどうしよう…」と心配される方も多いですが、正常の耳であれば自然に水が蒸発し、元の状態に戻ることがほとんどです。

ただ耳垢が極端に多い・外耳炎があるといった耳の場合、そのまま湿った状態で水が残ってしまうことがあり、感染症の原因になってしまうこともあります。

逆に耳垢には、 外耳道や鼓膜を細菌から守る 、重要な働きもありますので耳掃除のやり過ぎにも注意が必要です。

学校でプール授業が始まる前に、耳鼻科検診が行われることが多いのはこの理由からです。

症状が数日経っても改善されない場合には、耳鼻科を受診するのが良いでしょう。

 

プールで耳に水が入ってしまった時の治し方

プールで耳に水が入ってしまった

プールで耳に水が入ってしまうことというのは珍しいことではありません。

「すぐにでも入ってしまった水を抜きたい」と思われるでしょう。

その際には、すぐできる以下の方法を試してみてください。

 

  • 水が入った方の耳を下向きにして、片足でトントンとその場で跳ねる動きを繰り返す
  • 水が入った方の耳を下向きにして、寝返りを何度もするようにゴロゴロと転がる
  • 水が入った方の耳を下向きにして、水を少しすくって耳に入れる(耳の奥に入り込んだ水が新しく入ってきた水と混ざって抜けやすくなる)
  • 横になり口を開け閉めする(口の開け閉め動作を繰り返すことで外耳道の形状が変形し、水が抜けやすくなる)

 

いくつかの方法で試してみるようにし、それでも抜けない場合は自然に抜けるのを待っていましょう。

 

綿棒を使うのはNG?

綿棒や耳掻きで耳の中を触ってしまうと、そこまで力を加えていなくとも外耳炎を引き起こしてしまうことがあります。

耳の中の皮膚は非常に繊細で薄く、皮膚下にすぐ骨があるため、少しの衝撃でも炎症を引き起こしてしまいやすい構造になっているのです。

耳の中が水に濡れていると、さらに皮膚が柔らかくなってしまうため、綿棒のような比較的柔らかいものであっても簡単に傷が付いてしまうのです。

ただ、耳垢が多く溜まっている場合は、その耳垢が吸水してスポンジ状に膨らみ、耳の穴を塞ぐようにして詰まってしまいます。

一度膨らんでしまった耳垢は簡単に取り除くことができないため、1日中症状が継続している場合は専門医に受診するようにしましょう。

 

自宅でできる耳に入った水を取る方法

自宅に戻ってきてから耳の水を取る場合、丸めたティッシュを耳に当て水を染み込ませて取るという方法がおすすめです。

この方法であれば耳の中の皮膚を傷つけてしまうこともなく、安心・安全に試してみることができるでしょう。

「もっと早く水を抜きたい!」という場合はドライヤーやタオルで耳を温め、耳に入った水を外に出しやすくするという方法もあります。

 

耳に水が入っている状態が続く場合は耳鼻科を受診

「耳に水が入ったままになってなかなか取れない…」ということで耳鼻科を受診される方も少なくありません。

しかし実際のところ、本当に耳に水が入っただけであれば、数時間後には水が抜けていることが多いはずなのです。

実際、耳鼻科に行った方の中で実際に耳の中に水が入っていたという方はほとんど居られないと言います。

長時間、耳に水が入っている状態が続いている場合、考えられる原因としては下記の3つが挙げられます。

 

耳垢が溜まっている

耳垢がたくさん溜まってしまっている状態が考えられます。

 

耳管機能に異常がある

「耳管開放症」「耳管狭窄症」といった、耳と鼻をつないでいる耳管機能に異常があることが考えられます。

 

低音障害型難聴

低音部分の聴力が低下しており、音が聞こえにくくなくなっている状態が考えられます。

 

こういったものが原因となり、「耳に水が入っていてなかなか取れない」「水がずっと入ったままの状態が続いている」などと誤解されているケースもあるのです。

しかし、実際には水が原因ではないため、それぞれの症状に合った治療を行わなければなりません。

耳垢が溜まっていることが原因であれば、その場で取り除きます。

耳管機能に異常がある場合は、通気管を鼻から入れて空気を入れる「通気療法」を行います。

低音障害型難聴の場合は、薬物療法で治療が行われることが多いです。

 

耳に水が入らないようにする方法は?

耳に水が入らないようにする方法

 

耳に水が入らないようにする方法としては、耳栓・スイミングキャップといったもので水の侵入を防ぐという方法があります。

頻繁に水が耳に入ってしまうという場合、耳栓をするもしくはスイミングキャップを耳まで被って対策します。

スイミングスクールのプールだけでなく、シャワーの時点でも水が入ってしまう子どもであればこの時も耳栓をしておくと安心です。

前項でも少し触れたように、健康な耳であれば水が入り込んでしまった際でもとくに問題はありませんが、水が耳に入ったままの状態は決して気持ちの良いものではありません。

スイミングスクールに通っていたり、プール遊びを行ったりする際にはこのようなお助けアイテムを用いることを習慣化するのがおすすめです。

 

おわりに

 

本記事ではスイミングスクールにて、プールで耳に水が入ってしまったらどうすれば良いかという内容についてご紹介しました。

水が耳の中に入り込んでしまっても、基本的には蒸発していくため放置していても問題ありません。

しかし何日も水が出てこないような状態であったり、違和感が抜けない状態であったりする場合には迷わず耳鼻科を受診するようにしましょう。

※無理に出そうと首を大きく振り過ぎると首を痛めてしまう事がありますので注意が必要です。

 

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