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【スイミングスクール】水中で目が開けられないのはなぜ?対策は?
スイミングスクール|水中で目が開けれない
スイミングスクールで習得しておきたいことの一つに「水中で目を開けて泳ぐこと」が挙げられます。
水中でゴーグルを使わずに裸眼で目を開けて泳ぐことができますか?
「水中で目を開けて泳ぐことが怖い・苦手…」という人は多いもの。
本記事では、水中で目が開けられない原因や目を開けるための対策についてご紹介していきます。
水中で目を開けるのが怖い理由
水中で目を開けることが怖いと感じる人は多いです。
水中で目が開けられない人は、心理的恐怖を感じて開けられないという人がほとんどと言われています。
スイミングスクールの練習では初心者からスイミングゴーグルを使っての練習が可能ですが、水難事故防止という観点からも「水中開眼」ができるようトレーニングをしておくことをお勧めします。
水に対する恐怖心というものは、「目が痛い」「目がしみる」といったことが挙げられます。
中には「水中で目を開けると失明してしまうのではないか…?」というくらいの恐怖心にかられる方もいらっしゃいます。
水中で目を開けられるようになることはとても重要?
水中で目を開けられなくなってしまうと、事故・災害など万が一の際に生存率を下げることにつながります。
水中で目を開けられないと視界の情報が断ち切られてしまうため恐怖心が増し、パニック状態となって溺れてしまうということにもつながりかねません。
また目を閉じたままでいると、助けが来たとしても気づくことができません。
そのため、水中で目を開けられるようになることは、生きるためにも必要な能力だと言えます。
水中で目を開けた時の視界は?
水中で目を開けるのが怖いという人に向けて、「水中で目を開けた際、どのような視界になるのか?」ということもご紹介しましょう。
プールやお風呂に入った際、目を開けると「ぼやけていてしっかり見えない…」という経験をする人は多いもの。
視力が下がったというわけではなくとも、何故水中で目を開けるとものの見え方が変わってしまうのでしょうか?
それには「光の屈折率」が関係しています。
通常時、目はレンズとしての役割をもつ「水晶体」「角膜」の2つの働きによって光を屈折させ、目の前の「像」を「網膜」に映して物体を認識しています。
しかし、空気中とは異なり水中では光の屈折率が変わってくるため、視界のピントがずれてしまい、目の前の「像」を上手く網膜に映せなくなってしまうのです。
水中で目を開けるための対策
水中で目を開けるための対策としては、さまざまな方法があります。
いくつか例を挙げるとあらかじめ水中に沈めておいたボールや石などを水中に潜って取るという方法があります。
ボールや石に色をつけておき、指定された色の物を潜って取るという練習を繰り返し行います。
水中でボール・石の色を見分けなければならず、目を閉じていると指定の色を取ることができません。
必然的に目を開けなければならないため、この練習方法が水中で目を開けるための対策として非常に効果的なのです。
また、水中に潜って「じゃんけん」をするのも良いでしょう。
じゃんけんに勝った子は“ひしゃく”の水を負けた子にかけるなどのルールをプラスしても楽しいでしょう。
潜ることを繰り返すことによって水圧に慣れることができる上、潜水の練習にもなるのです。
ゲーム感覚で行うことができる練習方法であり、楽しみながら実施することができるのです。
自宅で洗面器を使って対策する方法も
自宅で洗面器に水を溜めて練習するという、下記のような方法もあります。
- 洗面器を用意し、水を入れておきます。
- その水を生理食塩水にするためほんの少し塩を入れておきます。
※500mlのペットボトルの水に対し、ボトルの蓋に1/2~2/3程度の食塩が目安です
- 水をかき混ぜた後、その中に顔を浸けて、ゆっくりと目を開けます。
こちらを試してみると、それほど痛みを感じないということがお分かりいただけると思います。
生理食塩水は体液と同程度の濃度で食塩が含まれている水であるため、目にしみるという心配もないのです。
問題なく目を開けることができたら、少し塩の分量を減らしていきます。
真水の場合でも目を開けられるようになるまで、少しずつ水に慣れていくようにしましょう。
次に足がつくプールで練習します。
初めは少し目がしみてしまう感じが残るかもしれませんが、しばらくすると目が慣れて平気になってくるでしょう。
回数をこなしていると、水中でも目を開けることがスムーズにできるようになります。
慣れてきたらお風呂で潜る練習も!
洗面器に顔を浸けて目を開けることに慣れてきたら、次はお風呂の浴槽に入って水中で目を開ける対策に加えて「水中に潜る練習」も行ってみましょう。
この時の水温はスイミングスクールでのプールの水温(30℃~31℃)と同じくらいにしておくのがおすすめです。
同じくらいの水温にしておくことで、実際のスイミングスクールの環境に近づけることができ、スムーズに目が開けられるようになるでしょう。
コンタクトレンズをつけたまま目を開けるのはNG
小さな頃からコンタクトレンズをつけていて、スイミングスクールでもコンタクトをつけたまま水中で目を開けようとする人も少なくありません。
「コンタクトをつけたままでも多少は問題ないだろう」「コンタクトを外すと全く見えなくなってしまうので困る」といった理由から、コンタクトレンズをつけたままプールに入る人もいます。
プール内で目に水が入ってしまうとコンタクトレンズを紛失してしまう可能性が高く、プールの水中に含まれている塩素がコンタクトレンズに付着してしまうことも考えられます。
こういったものが原因で、目のトラブルにつながってしまうことも。
こういったことを防止するため、多少面倒と思っていてもプールに入る際にはコンタクトレンズを取り外すようにし、つけたままの状態で目を開けるということは避けるようにしましょう。
※水慣れが出来てきたお子さんには度付きゴーグルを使用するという選択肢もあります。
【スイミングスクール】水中で目を開けられるよう練習してみよう
スイミングスクールでは、まず「水中で目を開ける練習」から始めるところも多いです。
最近ではゴーグルをつけて水泳の練習を行うところも多いですが、いざという時のために裸眼でも水中で目を開けられるよう対策しておくことがやはり大切なのです。
水中で目を開けられるようになると、ぼやけてはいますが視界からの情報も多く入ってきます。
それによって万が一水の事故に遭いかけてしまった場合でも、命が助かることがあるためです。
「水中で目を開けることが怖い…」という場合はスイミングスクールでの練習はもちろん、自宅で洗面器やお風呂を活用し、水中で目をパチパチと開ける練習を少しずつ行っていきましょう。
ゴーグルをつけるのは水中で目が開けられるようになってから!
水中で目を開けらない状態のまま、ゴーグルをつけて泳ぐようになってしまうと、それが当たり前となってしまい、ゴーグルを外して泳ぐことが怖くなるという事例もあります。
そのためゴーグルをつけて泳ぐことは、「水中でも恐怖心なく目が開けられるようになってから」と設定しておくのが良いでしょう。
また、水中で目を開けられるようになり、ゴーグルをつけて泳ぐようになってからでも、時々ゴーグルを外して裸眼の状態で泳ぐことも取り入れてくださいね。
裸眼でもゴーグルをつけてでも、問題なく泳ぐことができる状態が理想的だと言えます。
おわりに
本記事では、水中で目が開けられない原因や目を開けるための対策についてご紹介しました。
「水中で目を開けられない」「水が目に触れるのが怖い…」という人は少なくありません。
しかしそんな恐怖心とは裏腹に、実際に水中で目を開けてみると思ったより平気だったという人も多いのです。
水中でも目を開けて泳ぐようにすることは、万が一の事態に陥っても生き延びるため必要なスキルだと言えます。
そのような事態に直面してもパニックに陥ることがないよう、日頃から練習しておくようにしましょう。
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