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水が怖い?スイミングスクールでの水慣れ方法をご紹介

2022/08/01 キッズ スイミング・水泳 ベビー

水が怖い?スイミングスクールでの水慣れ

水が怖い子ども

 

水が怖いという子どもは意外と多いもの。

本記事ではそんな水が怖い子どもに向けた、スイミングスクールでの水慣れ方法についてご紹介していきます。

 

子どもが水を怖がるのはなぜ?

 

水を怖がってしまう理由として最も多いとされているのが、「お風呂場でのハプニング」によるものです。

「お風呂で湯船の中に落ちた」「シャワーの水が鼻・耳に入ってしまって苦しい思いをした」などの経験が、水に対するトラウマにつながってしまうことも多いのです。

大人にとってはそこまで気にならないハプニングであっても、子どもの場合は一度そういったことがあるとそれ以降、水に対しての苦手意識が出てきてしまうものなのです。

「水は怖いものである」という意識が刷り込まれてしまうと、毎日のお風呂でも恐怖が増してしまい、その傾向が強い場合にはお風呂以外の水も怖がるようになってしまいます。

とくに幼少期に芽生えてしまった恐怖というものは、心に染みついてしまうことがあるため克服にも時間がかかってしまう方が多いです。

 

スイミングを始めるなら水に慣れることから!

水に慣れること

大切なのは、少しずつ水慣れをするということです。

最初はスイミングスクールの大きいプールを目にしただけで、たじろいでしまう子どもも多いかと思います。

子どもが大きいプールを目にして驚いたり不安がったりしていても、なるべくポジティブな声掛けを行ってあげるようにしましょう。

また、初めからプールに入るのではなく、プールサイドで遊んで水慣れをした後、保護者やコーチと一緒に少しずつプールに入ってみるという流れがおすすめです。

水の中に入る際にもゆっくりと入るようにし、「水は怖くないよ」ということを子どもに知ってもらうことが大切です。

嫌がっているようであれば無理に入れるのではなく、子どものペースに合わせてあげるのが良いでしょう。

子どもに「水は全然怖いものじゃなかった!」「水は楽しいものだ!」と思わせることができれば、水への恐怖心も克服されます。

夢中で遊んでいれば、次第に顔に水がかかっても気にならなくなっていきます。

そうなれば、次は水に顔をつける練習を行いましょう。

もちろん初めから顔を全部浸けるのは難しいと感じるため、まずは口まで水を浸けるようにして、ブクブクと泡を出すようにしてみましょう。

子どもが楽しそうにしていたら、今度は鼻まで水が浸かるようにします。

このようにして顔を少しずつ浸けていくことで、顔を水に浸けた場合でも平気であると感じるでしょう。

子どもが楽しんでいる時は基本的にリラックスしている状態であるため、パニックになり水を飲み込んでしまう可能性も低いと考えられます。

水で遊ぶと楽しいという経験を積み重ねていくうち、恐怖心も少しずつ和らいでいくことでしょう。

 

水慣れ方法をご紹介

水慣れの方法

 

楽しみながらできる水慣れ方法をいくつかご紹介します。

 

少しずつ水をかけてみる

頭から水がかかってしまうことが怖いと感じる子どももいます。

そのような子どもに対しては、まず手や肩から水を少しずつかけていくようにしましょう。

それでも怖がってしまう子どもに対しては頬っぺたに少し水をつけることから始め、少しでも水に慣れていくようにサポートしてあげます。

 

ぞうさんジョウロを使う

象の形をしたジョウロを使って、シャワーのように上から水をかけてあげましょう。

シャワーのように水が勢いよく出てくるので、いつもと違う感覚を楽しみながら水に触れることができるでしょう。

 

「雨が降ってきた!」と声掛け

水をかけてあげる際に「あ!雨が降ってきたよー!」と声掛けをして、子どもの楽しい気持ちを盛り上げてあげましょう。

水を入れたバケツを子どもに持たせるようにし、子どもにやらせてあげるという方法もおすすめです。

お父さん・お母さんにかけて遊びながら、自分自身も水がかかり、自然に水慣れができるようになるでしょう。

 

「卵を割ります!」

水を入れたバケツを2つ合わせてくっつけるようにし、「卵を割ります!」と言って子どもの上でバケツを2つに割りましょう。

水が勢いよく身体にかかり、楽しくなって大笑いする子どもも多いです。

 

脇を持ってプールの中でゆらゆら揺れる

少し水慣れしてきた子どもであれば、保護者の方が子どもの脇を持ってプールの中に入り、水の中でゆらゆらと揺らしてあげてみましょう。

保護者の方に支えられているため、安心しながら水の浮力・抵抗といったものを感じることができます。

 

おもちゃ探し

水の中におもちゃを沈めて、「水の中に何があるかな?」と子どもに声掛けします。

何のおもちゃか確かめるためには水の中に入る必要があるので、おもちゃ探しに夢中になっているうちに自然と水慣れしていることも。

 

バブリングを習得しておこう

水に対する恐怖心を和らげるには、「水の中で息を吐ける」ということが大切です。

最初は水面からギリギリのところに顎をつけ、水面に向かって「フー!」と息を吹くようにして息を吐く練習を行います。

これに慣れたら顔を水の中につけて、鼻や口からブクブクと息を吹くようにして水中で息を吐ききる練習を行います。

親子で向かい合わせになってバブリングの練習を行うことで、子どもは一層楽しむことができるでしょう。

 

水慣れの練習時にゴーグルを着用しても良い?

水慣れの練習時にゴーグルを着用

 

子どもにとって水の中で目を開けることは、どうしても「難しい」「怖い」と感じるものです。

そのため、「ゴーグル」を着用させて水慣れをさせるという方法がとられることもあります。

最近ではスイミングスクールでも、ゴーグルを着用してレッスンを受けることが主流になりつつあります。

初めはゴーグル無しでは泳げないと言っていた子どもでも、水に慣れてくれば次第にゴーグルのありなしを問わず、水中で目が開けられるようになることもあります。

しかし、水への抵抗があまり少ない赤ちゃんの頃からスイミングスクールに通って水に触れさせておくことで、水に対する恐怖心を早い段階で取り除き、次のステップに進みやすくなるでしょう。

 

水慣れは子どもの気持ちを優先して焦らず行うことが大切

水慣れは子どもの気持ちを優先

 

子どもの水慣れには、「水は楽しいもの」「泳ぐことは楽しいこと」というイメージを持たせることが大切です。

そのため、必ず子どものペースに合わせて水慣れを実践するようにしましょう。

子どもが怖がっている様子を見せる場合は「どうして怖いの?」「怖いと感じることがあったのかな?」と恐怖心を感じる理由について聞いてあげたり、一緒にゆっくりと入って安心させてあげたりということを行うのが水慣れさせるためには必要不可欠だと言えます。

水慣れを実践するのに焦りは禁物なのです。

早い段階で水に対する恐怖心を克服できる子どももいれば、何年もかかって少しずつ恐怖心が薄らいでくる子どももいます。

それに対して周りの大人が焦ってしまうと、子どもにもその焦りやプレッシャーが伝わってしまい、一層水に対する恐怖心が強まってしまうことがあります。

子どもに与えなければならないのは、そのような恐怖心や焦りではなく「水は怖いものではなく楽しいもの」「水の中でしか楽しめない遊び方・泳ぎ方がたくさんある」ということです。

子どもがなるべく笑顔で楽しいと思えるように、周りの大人が上手くサポートして見守ってあげるようにしてくださいね。

 

おわりに

本記事では水が怖い子どもに向けた、スイミングスクールでの水慣れ方法についてご紹介しました。

水が怖いという子どもに対して、無理やり水遊びをさせるといったことは避けるのがベターです。

「楽しい思い出に塗り替えれば水嫌いも克服できるだろう」と思われがちですが、普段行くことができない場所・慣れない場所であると緊張が増してしまい、より水に対しての恐怖心が増してしまう可能性が高いのです。

徐々に水に慣れていくことができるよう、ご紹介した方法を少しずつ試していってみてくださいね。

 

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