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テニスの素振りの効果と効果を上げる練習方法をご紹介
テニスの素振りの効果と効果を上げる練習
テニス上達に向けた練習方法の一つに「素振り(すぶり)」があります。
テニスの素振りは、一人でも場所を問わずに行える練習方法です。
とくに「正しいフォームを身につけたい」「フォームを直したい」という際におすすめであり、最も簡単に実践できる練習方法だと言われています。
本記事では、テニスの素振りの効果と効果を上げる練習方法についてご紹介していきます。
テニスの素振りの効果
テニス初心者にとってテニスの「素振り」は、テニス上達に向けて自宅で気軽に始められるテニスの基礎練習としておすすめだと言われています。
素振りを行う目的としては、練習や試合などの実践時に正確なフォームや良い打球を実現できるように行うものです。
また素振りを行うことで生み出される効果には、「正確なフォームを覚えることでケガ防止になる」「身体の使い方を覚えることで良い打球の確率を上げる」「ボールスピードの向上」といったものがあります。
その一方で素振りのやり方を間違ってしまうと、フォームや打球に悪い癖がそのままついてしまって練習・試合時に結果を出しづらくなってしまうでしょう。
そのため、テニス初心者ほどテニスの「素振り」を一生懸命行うのが良いのです。
癖がついていない状態であるため吸収しやすく、正しい素振りのやり方を習得することで試合・練習などの実践時の結果にも大きな差が生まれることがあります。
正しい素振りはテニス上達の近道となるのです。
テニスの素振りの正しいフォームは?
素振りの正しいフォームを習得するにあたっては、テニスラケットのグリップに着目して正しいスイングを行うことが大切です。
初心者におすすめなのが、「イースタングリップ」というグリップの握り方です。
一方、上級者の主流となっている握り方が「セミウエスタングリップ」というものです。
それぞれ詳しくご紹介します。
「イースタングリップ」のフォーム
テニス初心者に多いイースタングリップは、手の平とほとんど同じ感覚でボールの方向性を掴みやすい握り方だと言われています。
イースタングリップのフォームのポイントとしては、「横→前の向きに動かす」「膝~腰の間が打点範囲」「フィニッシュはラケットが背中までいくように」という3つのポイントがあります。
テニスの上達には身体全体を上手く使うことが必要不可欠であるため、グリップは握り過ぎずに横→前の向きになるように下半身を一緒に回転させるようにしてください。
フィニッシュには口元が肘で隠れるぐらい思い切り振り上げるようにし、ラケットのフレーム部分が背中までつくように身体をスイングさせることが、イースタングリップの正しいフォームとなります。
「セミウエスタングリップ」のフォーム
ボールに回転がかかりやすく、強いボールがきても打ち返せるパワーがあるという点がセミウエスタングリップの魅力です。
セミウエスタングリップのフォームのポイントとしては、「両足は少し開いた状態で構える」「腰~胸の間が打点範囲」「フィニッシュはラケットヘッドが肩口で下がっている形」という3つのポイントがあります。
イースタングリップのように下半身を回転してしまうと、身体が回り過ぎてしまうので注意しなければなりません。
フィニッシュ時には身体の向きは正面のまま、ラケットは背中までつかずに肩口で止まった状態でいることがセミウエスタングリップの正しいフォームとなります。
テニスの素振りの練習方法について
テニスの効果的な素振りの練習方法について、いくつかポイントに分けてご紹介します。
【素振りの練習方法①】正しい体の使い方を習得する
テニスの素振り練習を行う上で一番重要とされているのが、身体の使い方を正確に習得することです。
テニスのストロークを上達させるには、手打ちだけのスイングではなく身体全体を効果的に使うことが大切だとされています。
スイングの際に下半身から動き始めて身体を回転させることでボールを効果的に打ち返すことができ、思わぬケガ防止にもつながるのです。
身体の回転のかけ方としては、まず身体をリラックスさせた状態で腕だけを左右に振ってみましょう。
腕を振るという動作に足の動きを加えることで、「腕を振る感覚」がより強く感じられます。
腕を振る強さはスイングスピードと比例するので、身体に力を入れずリラックスさせた状態でも速いスイングを実現させることができるのです。
【素振りの練習方法②】一連動作のリズムを作る
テニスは相手からのボールに応じて動きながらリズムを作り、球を打ち返すスポーツです。
素振りといっても単純にスイングを行っているだけではあまり意味がありません。
素振り練習では実践時を想定し、「構え~フィニッシュ」の一連動作を身体に沁み込ませていくことが大切なのです。
一連動作を効果的に取り入れるための素振り練習手順は、下記の通りです。
構えの姿勢で横を向き、足を踏み込んでスイングをして再度構える、を繰り返し行っていきましょう。
一連動作のリズムを身体に覚えさせる練習でもあり、ラケットが無くともその場ですぐに行えます。
【素振りの練習方法③】力の加減をコントロールする
テニスの打球に必要な要素として、「力の加減をコントロールする」というものがあります。
コントロール力をアップさせるには、身体全体のスイングで力を加減することが大切です。
まずはテニスのスイングと同じフォームで、「ボールを放り投げる練習」を行ってみましょう。
練習の手順としては、下記の通りです。
- テニスのターンの形をとって、ボールを両手で持つようにします
- テニスのスイング動作を意識しながら、目標の方向にボールを放り投げる
- 放り投げた後には、テニスのフィニッシュの形を作って終える
- 1~3の流れを繰り返し行う
この練習方法は1人で行えることはもちろん、2人1組になってキャッチボールのような感覚でも行うことができます。
またこの練習後にテニス素振り練習を行うことで、コントロール力を身につけることができるようになっているはずです。
【素振りの練習方法④】スイングスピードを調整する
テニスのストロークでは、スイングスピードをうまく調整することが大切です。
テニス上達のために必要な技術だと言えます。
ただし注意点としては、①~③で行った基本的な動作が習得できていることが条件とされています。
スイングスピードを調整する素振り練習の手順としては、下記の通りです。
- 素振り練習の①~③を習得する
- 打点エリアの地面に印をつけておく
- 印をつけた位置でスイングスピードを加速させるイメージで素振りをする
- 印をつけた位置でスイングスピードを減速させるイメージで素振りをする
加速させたい場所・減速させたい場所に印をつけておくことで、「どの場所で加速・減速させれば良いのか」というイメージがつきやすくなり、素振りの効果を上げることができるようになるでしょう。
「どのようなスイングがしたいのか」というイメージを具体的にもつことが重要だとされています。
おわりに
本記事では、テニスの素振りの効果と効果を上げる練習方法についてご紹介しました。
素振り練習は、テニス上達に必要な練習方法です。
しかしやみくもに素振り練習を行っているだけでは、上達すること・効果を得ることは難しいでしょう。
素振り練習の中で自身のテニスにおける課題・目的を明確にし、「自分には何が必要であるのか」を追求しながら練習を行うことがテニス上達への近道となります。
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